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Edwin A.Cranston氏(NARA万葉世界賞)受賞 [日々のキルト]

よいニュースが入ってきて嬉しい。
二十年くらい前から私の詩集の訳や評論を「The Secret Island and The Enticing
Flame」(Worlds of Memory, Discovery, and Loss in Japanese Poetry)という本に
まとめてくださったハーバート大学の教授Edwin A・クランストンさんが、このたび
日本文学研究者としての長年の業績(特に万葉集をはじめとする古代日本文学
研究者としての)により第三回NARA万葉世界賞を受賞なさったことです。
もちろん今までにも多くの賞を受けておられますが。

私は何人かの友人たちと二年以上にわたり、その著書を日本語に訳してきたが、
その最終回の仕上げの日が3月19日だった。そして先生の授賞式が3月18日
というのも、不思議な偶然であり、うまくこの下訳が印刷物になるのではという
予感がする。

ちなみにこの本の題の訳は、日本語にすれば、「秘密の島と誘惑する焔」(日本の詩
における記憶と発見と喪失の世界)というようなことだろうか。
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バルコニー [日々のキルト]

いまルーフバルコニーで咲いている花のことを書いておきます。
①ピンクのルピナス
②赤いプリムラ、黄色いプリムラ、白いプリムラ、ピンクのプリムラ、
 紫のプリムラ、朱色のプリムラその他のプリムラ
 これは横長の数個のプランターにいろんな組み合わせで並んでいます。
③紫と白と黄色のパンジー
④河原なでしこ(赤)
⑤赤と、絞りと、ピンクの屋外用シクラメン

⑥ローズマリーのうすむらさきの花(三鉢)
⑦まだ咲いていませんが、5月にいっせいに開く光のようなノカンゾウ
(ワスレグサ)が10数鉢。今は緑の葉がいっぱい。


これらは⑥と⑦以外は園芸店で買ってきたもの。ずいぶんありふれてますね。
私が買ってきたのはルピナスくらいですが。ちゃんと種から蒔いて、丹精して
育てたのならもっと豊かな気分でしょうね。

家の中では白いシクラメンが辛うじて二輪咲き残っているのみです。もちろん
花以外の緑の鉢は、サボテンも含めて林立してますが。

来年もこのマンションに住んでいたら、もう少しましなガーデニングでも
してみたい。

そうそう目の先3メートルほどの柵のところには雲竜柳が数本、今年も
芽を出しかけています。坂多さん(二兎同人)からお花の材料を以前分けていただいて
プランターに挿しておいたら、毎年芽を吹いてきます。

「緑なる柳はついに緑ならざるを得ぬ」…これは有名な言葉らしく、兄の遺された
日記に書かれていたもので、なんとなく覚えています。(間違っているかも…)
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POETRY [日々のキルト]

 久しぶりにマイブログを開けてみたら、今年初めてみたいでびっくり。

今日は気を取り直して、メモ風に…。

 2,3日前に≪Poetry≫という映画を見た。ちらしによれば(これは一人の初老の(66歳)

女性が「詩」にたどり着くまでの、魂の旅路である)とのこと。

監督、脚本は韓国のイ・チャンドン。女主人公ミジャは、孫息子をあずかって、介護の仕事を続けて

いる。生活はとても厳しいものだ。その上、最近物忘れの多い彼女は、医者を訪ねると、アルツハイ

マーの初期ではないかと診断される。けれども彼女には毎日の生活があるし、夢もある。子どもの

頃、彼女は詩人になればよいと言われたことを覚えている。そこである日見かけた町の詩の教室に

通いはじめる。そしていい詩を書こうと懸命の努力を続けるが、一方現実に起こるつらい出来事が彼

女の足を引っ張る。こまかいことは抜きにして、この映画で、監督が詩(言葉)に対して抱く夢、深い

祈りに心を打たれる。監督の手法も詩のように、説明せず、最後まで観客1人ずつの想像力にゆだ

ねる。とても寡黙だ。ミジャが最後に、哀しみや苦しみを通して、ついに書き上げた一篇の詩が画面

を流れるのがすてきだ。

監督は「人生の中に潜んでいる美を追求しようとする態度そのものを”詩”と呼んでいいと私は思って

います」と語っているが、この映画を見たあと、ミジャの詩(言葉)への希求そのものが、現実の時間

の質を結果として変え得ると言いたいのではないか。そこに、詩と出会う以前そのままの過酷な時間

があったとしても。ちょうど真珠貝の痛みのように。



 それにしても日本と韓国の町の情景はよく似ている。カラオケの場面とか、コンビニの風景とか、作

詞教室の女性たちの表情とか。でも全体に元気がいい。適度に通俗性がありおかしくて、笑える場

面がある。
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