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いちにち [日々のキルト]

だんだん寒くなってくる日々。日差しが毎日室内へと深く入り込んでくる。
バルコニーに出していたベンジャミンの鉢植えと、マダガスカルジャスミンを室内にとり入れる。ベランダの柵に長々と絡み付いていたジャスミンのつるをパチパチと切って、少しずつ鉢を動かす。すると驚いたことに長さ10センチ以上もありそうな立派な実が外側にぶら下がっているのを発見!暑さのなか見えないところでがんばっていたんだと感激。柵の内側にも一つ実がついているので、大事に取り入れる。きっと来年の秋には二つの実が熟して、ある日突然パカン!と割れて、種をいっぱい風に飛ばすだろう。

家の中を掃除し、洗濯物をとりこみ、大地からの食料を整理するともう夕方だ。秋の日はなんて短い。

Dさんから美しい絵葉書がとどく。Kさんと電話で詩についてのある評論のことをいろいろ話し合う。詩人でない人から、現代詩についてのまっとうな意見をきけるのはまれで、これはありがたいこと。

食事の後、近藤起久子さんの詩集『レッスン』と、月村香さんの『牛雪』を読む。それぞれに印象に残る作品があり、またそれについて書きたいと思う。

静かな秋の一日、寒くなっていく一日。鶏インフルエンザのニュースがしきり。
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青リンゴ

(いちにち)って、不思議ですね。その日をどのように過ごしたかによって、時間の長さがまるで違うように感じます。

朝、カーテンをひらいたら庭は雪で真っ白。まだ雪囲いをしていない樹木たちがかわいそう。晴れて乾くのを待たなければ。午前中一時間半ほどいつものヨガ教室へ。身も心も内側からきれいになって帰ってくる。午後、海に面した14Fのガラス張りのレストランに行く。カウンター席でティータイム。アップルミントやレモンバームのハーブティーを楽しむ。耐熱ガラスのポットに入って運ばれた生の葉の緑色が鮮やかだ。海と空の境界が低い雲で隠されてそこに小さな虹が立つ。飛ぶカモメの背を上から見ている。ここで不器用に指を折って数えつつ、一首詠む。今度の同級生たちとの短歌会用のお歌を。夜、盲人の川柳作家に頼まれた句集の朗読をテープに録音する作業をする(予定)。と、こんな風に今日は過ごしました。

明日も雪だと、テレビの天気予報が伝えています。
by 青リンゴ (2005-11-19 19:30) 

ruri

海に面した14階のガラス張りのレストラン。そのカウンター席から見える水平線はどんなでしょうか。近くであのヤンもお茶を楽しんでいたのでは。はるかに虹とカモメを見下ろしながら。どこかに私の好きなあの「カモメの島」がみえたかもしれない…。
by ruri (2005-11-19 22:09) 

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