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風のほとりで [詩作品]

                 風のほとりで


                風が吹く 風が吹く
                木の葉そよがせて
                風が吹く 風が吹く
                はてしない時の谷間を
                ひとすじの風の流れのほとりに生まれ
                人は今 この星でヒトの時代を過ごす


                風が吹く 風が吹く
                海を波立たせ
                風が吹く 風が吹く
                今日一日の哀しみ
                ゆるやかな風の流れのほとりで出会い
                人は夜 この星の仲間たちと眠る


                風が吹く 風が吹く
                空をこだまして
                風が吹く 風が吹く
                何億年の彼方へ
                絶え間ない風の流れのほとりを歩き
                人はまだ この星に残す言葉を知らない 

                           曲、堤政雄  詞、水野るり子  
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青リンゴ

最後の一行 「人はまだ この星に残す言葉を知らない」 が、心に染み入りました。風は不思議ですね。時間を粉々にして、過去と未来を自在に操っているようでもあり、時間の非常さを見せ付けているようでもあります。でも、風に吹かれるのは大好きです。今日は県内で一番高い山の八合目まで登りました。雲より高い位置の風に吹かれていました。
by 青リンゴ (2005-09-24 20:42) 

ruri

いつも大きな自然の中で風と一緒に過ごしているような青リンゴさん。いつも思うことだけど、やっぱりうらやましい!
by ruri (2005-09-24 23:28) 

木苺

台風17号、激しく樹々を揉み、戸や窓を揺さぶって通り過ぎて行き、風も今は静かに安らいでいる感じです。そして急に秋の気配が明瞭になってきました。やはり季節は風がもたらすのですね。そして命そのものもまた・・・。
by 木苺 (2005-09-25 21:30) 

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