カモメの島 [詩作品]
カモメの島
カモメたちの飛ぶ島へいきたい
真昼の海に浮かぶ
緑の泡のような愛の島に
カモメが虚空のなかをはばたき
空と海でたくさんの風車がまわる
私はあなたのなかで透明な海になり
あなたは私を渡る虹のかなしみになる
カモメが海の秘密をしゃべり
砕かれた貝がらの浜辺がつづく
私はあなたを呼ぶ海の混沌になり
あなたは私を染める大きな夕焼けになる
カモメたちの死ぬ島に行きたい
暗い海に沈んだ
花びらのような過去の島に
(これははるか以前に書いた詞ですが、堤政雄さんの作曲でCDにも入って
います。一部でけっこう愛唱された曲です。今読むとなんだかはずかしい
けれど。)
カモメたちの飛ぶ島へいきたい
真昼の海に浮かぶ
緑の泡のような愛の島に
カモメが虚空のなかをはばたき
空と海でたくさんの風車がまわる
私はあなたのなかで透明な海になり
あなたは私を渡る虹のかなしみになる
カモメが海の秘密をしゃべり
砕かれた貝がらの浜辺がつづく
私はあなたを呼ぶ海の混沌になり
あなたは私を染める大きな夕焼けになる
カモメたちの死ぬ島に行きたい
暗い海に沈んだ
花びらのような過去の島に
(これははるか以前に書いた詞ですが、堤政雄さんの作曲でCDにも入って
います。一部でけっこう愛唱された曲です。今読むとなんだかはずかしい
けれど。)
2005-09-14 22:20
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コメント(2)
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この曲が聴きたいですね。
確かに甘く若々しい唄ですが、こういう詩を今でも書けたらいいなあと思いました。すなわちこういう若い気持ちになれたらいいなあーと。書けないかしら? こういう気持ちになれないかしら? 若返るためにも・・・・
by 木苺 (2005-09-15 11:46)
胸がキュンと詰まりました。特に、最終連が澄んだかなしみを際立たせていると思いました。感動すると、すぐにも、自分のなかで眠っているものが反応して、わたしも、、、、と、単純に思ってしまいます。でも、この次は甘く切ない詩を書こうと決めました。
by 青リンゴ (2005-09-15 23:29)